みんな寿命を全うしようぜ

みんな寿命を全うしようぜ
西表島で会った昼の蝶

2010年6月28日月曜日

自主憲法制定し徴兵制を書き込もうとする自民党でいいのか。


参院選中、富岡ゆきおの宣伝カーが玉村町に入るのは2日だけ、その一日が27日の午前中だった。
とにかく群馬は広いので、どこに宣伝カーがいるのか皆目見当もつかない。だから大事な3時間だ。
本人は来られないので、石川が宣伝カーの本人席に座り、ウグイスさんと代わる代わるマイクを握った。動いてる車でのマイクでは長話はできない。
しかし、車を止めていたときは思い切り短時間だが、自民党批判をした。

自民党のマニフェストの一番に書いてあるのが「自主憲法制定」、その中に書いてはないが、徴兵制を書き込もうと目論んでいることをどれほどの人が知っているだろうか。戦後65年の平和の果実を食い尽くし100年前の戦前の国家を目指すかのような政策を公約の第一に据える自民党を支持できるのか、多くの人々に問いたい。価値観を同一化させ、規律と礼節を必要以上に強調するその先には、国家のために尽くす人材育成があり、そこまで行けば「国のためには死さえ受けいれる人間づくり」はそう難しくない。非常に危険な地点に我々はいる。
 侵略戦争の反省から始まった日教組のスローガンは「教え子を二度と戦場に送るな」だ。日教組が不屈に闘い続けていればこんなことにはならなかった。右翼から「戦後教育は日教組がだめにした」と声高に攻撃されているが、戦後教育を主導してきたのは自民党・文部省だったのであり、批判されるのは自民党・文部省のはずだ。日教組が批判されるとしたら、自民党・文部省の攻撃に屈してしまったことだ。

犯罪による処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。(憲法第18条)
 徴兵制はこの条項により憲法違反となる。自民党の自主憲法はこれさえ突き破り、声も出せない暗黒の戦前社会を現代に甦らせる極めて危険なものと断じざるを得ない。
「自民党候補者の人柄がいい」などとのんきなことを言っている場合ではない。「地獄への道は善意で敷き詰められている」「戦争は微笑みながらやってくる」のだ。「ならず者の最後の拠り所は愛国心」という言葉も思い出して欲しい。

2010年6月23日水曜日

芝根小学校地区懇談会


年に一度開催される地区懇談会、芝根小学校の保護者を中心に芝根地区の区長、民生委員、議員が参加して、それぞれの地区の学校に関する課題の提起と解決を探る懇談会だ。世代を超えた連携でコミュニテイーを強めようとする試みでもあり、地区の小学校を地区の見守りの中で守り育てるための意欲的な催しだ。

2010年6月22日火曜日

「働く俺たちの世の中」を作ろうぜ


昨日、社民党群馬県連からビラのFAXが送られ、今日の「福島みずほの決起集会」に行ってきた。来賓で富岡ゆきおさんも来ていた。「あれ石川さん、社民党?」などと言いながら会場に入った。
公示まであと2日となった参議院選挙は群馬にとり、とても厳しい状況が続いている。復古調丸出しの自民党を勝たせてはいけない。戦前のような軍国調一色にさえなりかねない恐ろしい潜在的要素をちりばめた政策を進めようとしている。
それにしても自民党、いきなり「自主憲法制定」はないでしょう。苦し紛れに、昔を懐かしんで叫んでいるのだろうが、そんなに「自主憲法」にこだわるのなら、アメリカのいいなりの日米同盟に異議申立の一度もしたことがあるのかい。鬼畜米英で対米戦争に挑んだ東条英機が怒りまくっているんじゃないのか。
 極端な格差社会をつくり、勝ち組、負け組などという言葉に踊らされ、できた社会はなにもかもが荒んだ自殺社会、不安社会、この状況を打開できる政治勢力を登場させる必要がある。
 群馬からは富岡ゆきおを勝たせること、比例は、新自由主義に異を唱える政党の議席を伸ばすこと。

 岡林信康の山谷ブルースの一節を思い出す。
「工事終わればそれっきり、お払い箱の俺たちさ
 いいさいいさ山谷の立ちん坊 世間うらんでなんになる

 だけど俺たちゃ泣かないぜ、働く俺たちの世の中が きっときっと来るさそのうちに
その日は泣こうぜ、うれし泣き」

40年前の歌がそのまま当てはまる時代に生きているかと思うと情けないがこれが現実。待っているだけじゃ「俺たちの世の中」は決してこない。それに向かって突き進め。

2010年6月20日日曜日

いよいよ選挙戦間近、草とのたたかいは戦線離脱



24日からいよいよ参議院選挙が始まる。今日一日、選挙はがき書きで疲れた。とは言っても午前中、台湾映画「海角7号 君想う、国境の南」をシネマテーク高崎で観る。
時間と人とが絡み合いながら、時に無自覚に生きてゆくそれぞれの人生を考えさせられた。誰もがなにかの中心にいるのだけれど、誰もがそれに気づかないで、さまざまな葛藤の中での焦燥感で消耗しているのが世の中かもしれない。自分を必要とする人は必ずいるのだけれど、時空の広大さの中ではなかなか届き合わない。

 この時期は草が伸びるので、草退治が大仕事、83才の母親に、「眞男は草むしりすらまともにできないでこの年になっちゃったなあ」と嘆かれた。事務所の南の駐車場の草を母親が畔かきで丁寧にけづってくれていた。感謝。
自宅の庭は、時々、藤岡から84才の義父が来てきれいにしてくれている。「あまりにひどいので見ていられない」そうだ。これにも感謝。

 夏の暑い季節は水まきくらいはする。すると、自宅の木のなかに、一匹の蜂が巣を造りだしているのを発見、今はそっと観察中。巣も次第に大きくなってくる。先日、他に一匹の蜂が飛んでいた。いつまで共存できるかなあ。また事務所近くの畑のヤギに子どもが2匹生まれ、元気に遊んでいる。こちらは楽しいよ。ヤギに草退治でもしてもらおうか。
 誰もが持つ少年時代の原風景は気持ちの中にも、現実のなかにもまだまだある。それを発見し、味合い深く生きる余裕が今を生きる世代に求められている。
茂木正男さんとの農業を巡る会話が思い出される。

2010年6月16日水曜日

区長会・議会合同研修会

昨日、本年度の区長会・議会合同研修会が開かれた。
主に、議会の活動内容の概略をそれぞれの常任委員会ごとに説明し、その後、意見交換をしあうもので毎年この時期に行われている。8年ほど前までは、伊香保温泉で一泊の懇親会だったが、財政的配慮から今の形に変更された。25区の区長と16人の議員の参加で行われたが、合併せずにいるためこのようなきめ細かい研修会も開かれるのではないかと思う。
 町長、副町長、教育長の参加もあり、県議の県政報告もあった。今年は口蹄疫の問題が誰もが心配する問題で、去年のインフルエンザ流行が嘘のようだった。そのように口蹄疫問題も解決することを祈るのみだ。
 全地区の区長の意見は地域の声でもあり、こちらとしても非常に勉強になることが多い。議会もしっかりやっていると感じて頂けたかはわからないが、こちらとしてもいつも通りの姿勢で研修会にのぞむことができた。

2010年6月12日土曜日

「所信表明}神野直彦先生の出番かな

菅新首相の所信表明演説の一部をラジオで聞いていた。「強い経済、強い財政、強い社会保障」という言葉を聞いて、もしや、神野直彦さんがかかわっているのかな、と直感的に感じた。今朝、新聞をみると、やはりそうだった。
 群馬県議長会の講師として2年前に神野先生の講演を聴いていた。私が講師接待役だったので20分ほどだが、2人で話す時間があった。自民党政権の最中だったが、先生は明確に小泉、竹中路線を批判し、高額所得者の税率を引き上げることを主張していた。政府税制調査会専門家委員なので、委員にもまともな人がいるものだと思っていた。
北欧社会のような「高福祉・高負担」の国もちゃんと経済成長しているとし、経済成長や雇用対策の一方の軸に社会的正義、言い換えれば、格差是正や所得の平等の分配の観点を主張していた。
 このような観点から政権運営すれば、経済政策は劇的に変わるはず。しかし取り巻きの閣僚には新自由主義の信奉者も多いので、どれだけ神野路線で進められるかということが課題だろう。
 
それにしても、安倍元首相は「菅内閣は社会主義政権のようだ」といい、群馬県の中曽根議員は「菅首相は左翼的」と批判しているらしい。菅直人が左翼で社会主義者だとしたら左翼が大泣きし怒りまくるよ。こんなデマしか言えなくなった自民党は歴史のくず箱行きだね。

yo

2010年6月9日水曜日

2010年非核平和行進


非核平和行進群馬県実行委員会主催の自治体要請行動が本日、玉村町で行われた。私も議長時代の4年間立ち会ってきたが今年はオブザーバーとして交渉に臨んだ。町からは貫井町長、新井教育長、宇津木議長が対応した。鳩山政権が普天間問題で辞任に追い込まれたこともあり、沖縄の基地も話題になった。
この平和行進が町へ来ると、今年も夏になるなあ、という感じになる。行進に参加する顔ぶれも知り合いが多く、今年も元気でやってるなあ、と思う。何事もこつこつ継続することが大事だ。
平和の問題は私にとり、議員としても個人としても第1級の課題、世界から貧困と収奪、抑圧と戦争を解消することが究極の目標だ。じっくり行こう。それしかない。

2010年6月6日日曜日

「ヒーローショー」は相当いける映画だ

井筒和幸監督作品「ヒーローショー」をムービックス伊勢崎で観た。暴力シーンが壮絶でなかなか評価が難しいという話を聞いていたので、腰が引けていた面はあったが、久しぶりの我が井筒監督作品とあって足を運んだ。最後の時間帯のためか、観客は自分を入れて3人。しかし映画の内容は相当いいね。1970年代を描いたパッチギと違い「ヒーローショー」はまさに現代を描いている。
閉塞感一杯の社会で夢も持てずに生きている若者達の行き場のない状況をまっすぐ描く手法は井筒監督らしい。暴行をこのくらいで止めようかと思っても誰も止めてくれない。相手に憎しみすらないのに死ぬまで殴ってしまう。

 そんな事件がいろんなところで起きている現代社会を作ったのは、他でもない大人達だということを監督自身感じている。個人がバラバラにされ孤独の中で生きるしかないたてまえ社会を突き破れとの強い思いを感じさせる作品で相当いいと思う。この手の映画は観客動員となると難しいかもしれない。採算割れだがそれも監督らしい。監督をそのうち土田君が呼んでくるだろう。その時、じっくり制作の意図などを聞けると思う。

2010年6月5日土曜日

長田書記長と懇親を深める


群馬に夏の物資販売のオルグに入っていた長田動労千葉書記長と一席設け有意義なひとときをすごした。
日本で最左派の労働組合の書記長はどれほどの人かと思えば、まあ一般人とどこも変わらない人間くさい人だ。さまざまな問題を抱え、悩みながら生きていることを吐露し、だからこそ現場労働者と一緒にいられるし、自身も現場で働きながら組合運動をしている。仲間を信頼し決して裏切らない強固な団結体としての組合を作り得た。
 ほとんどの政治勢力が資本主義体制内改革派だが、動労千葉は確かな時代認識に裏打ちされた労働組合で、新自由主義を批判し資本主義社会後の、人間が人間として生きられる社会を見据えている。

2010年6月3日木曜日

逆境を跳ね返せ 富岡ゆきお



1日の玉村町での集会は意外なところで注目された。TBSテレビの2局が取材に入りたいとのことで、急きょ、私の事務所で待ち合わせた中沢経吉さんにテレビ出演を頼んだ。新井猛朗先生宅、石川自動車、下茂木の新井さん宅、中野自動車へ何の事前連絡もなく飛び込み取材となった。一般の人が民主党政権に何を感じているかを取材し、テレビ放映するためという。富岡議員本人も中沢さんの強い叱咤につられてか、鳩山、小沢批判を強めていた。暑い中、自転車で走り回る姿は若さを象徴していて好感が持てる。
 小寺弘之さんを加えての夕方の集会でも、集まった人数(70人程度)の割に迫力と緊張感あふれ、内容も豊かな集会となり、1時間30分を越えたにもかかわらず参加者全員が集中したいい集会だった。
新聞社も5社が入るなど、注目の一日となった。結構、この町には役者がいることの認識を一層深めた。
 そして、翌日、鳩山首相、小沢幹事長辞任のニュースで日本は沸き返った。それにしても、鳩山、麻生、福田、安倍と1年も持たない政権が続いているようでは、本当に情けない。背景には、小選挙区制度があると考える。死票が多すぎる制度で裏を返せば、自民党、民主党それぞれの実力以上の大幅な議席が獲得できるため、国会審議の議席にものをいわせる強行採決が目に余る。実力以上の議席を獲得してしまった政党は本当のところ余裕がないので、まともに野党に対応できず、力尽くの政権運営となり、次の選挙では逆に大負けする。こんなことを繰り返していたら国民大衆はたまったものではない。小選挙区制の廃止を。

 今日から玉村町議会始まる。10日までの予定だ。私は、「滞納処理を巡る裁判の顛末とそれに関連しての行政運営を問う」と題し一般質問をした。